「ネット企業型の思考回路」と「リアル店舗型の思考回路」

IT企業のアパレル参入が 目に見える形 になってきた感があります。
 

 
ネット化する社会において、
 

 
ブランドづくりや戦い方は従来のものとは異なってくるはずだと思います。

”変革は過去の延長上には無い(非連続)”と言われます。いっぽうで
 

 
”革新を起こす(連続的)”は時代に合わせて変更することを意味します。

両者は語呂的に似ていますが全く非なるもので、
 

 
前者はネット企業型の思考回路、後者はリアル店舗型の思考回路に近いように思います。

そして両者のゴール(目的)がもし同じだったとしても、そのアプローチや取る手段は随分と異なりそうです。

さらに見逃せないのは両者の実際の行動はまだまだ自己矛盾している点も多くありそうだという点です。
 

 
例えばネット企業型の思考回路、[修正・発見・最適化] [実積型]から、どうやって変革を起こせるのか?という矛盾。
 

 
リアル店舗型の思考回路、 [創造力] [未来型]が、本当に実行されているのか?という疑問。
 

 
以上を課題提起として下記に現在感じていることを整理してみました。


 

 
1.【ネット企業型の思考回路】
 

 
2.【リアル店舗型の思考回路】

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1.【ネット企業型の思考回路】
 

 
「リアルであるものをネット上に配信する」時代は終了。
 

 
「ネット上で出来あがった情報に対しリアルでどう課題解決するか?」が問われています。
 

 
よってキーワードは
 

 
[情報] [修正・発見・最適化] [実積型]

立場:データ駆動である!
 

 
 ①、顧客行動データ(顧客DB、購買履歴、アンケート)
 

 
 ②、問題・課題の抽出と解決策(デザイン仕様・サイズの工夫など)
 

 
 ③、リアルでの課題解決 (店頭で試着など)


 

 
2.【リアル店舗型の思考回路】
 

 
「ファッションを楽しんでもらう」。そのためには・・・ の思考回路。
 

 
よってキーワードは
 

 
[ものづくり] [創造力] [未来型]

立場:リアル体験が最初!
 

 
 ①、旬のファッション(新しい価値)を提供する (クリエイション力、コミュニケーション分析力)
 

 
 ②、質の良い原材料を仕入れるための工夫(調達力、販売力)
 

 
 ③、それらを支えるための、顧客行動データの取得(顧客DB、購買履歴、アンケート)


 

 
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まとめ

【リアル店舗型の思考回路】
 

 
 立場:リアル体験が最初!
 

 
 使命:旬のファッション(新しい価値)を提供する
 

 
 キーワード:ものづくり 創造 未来型

課題:レガシーリスク

【ネット企業型の思考回路】
 

 
 立場:データ駆動である!
 

 
 使命:課題解決
 

 
 キーワード:情報 修正・発見・最適化 実積型

課題:レガシーバランス
 

 
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以上はコミュニケーションする際の目安としています。


 

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