[レディス]東京・トレンドチェック
期間:2017年1月24.25日(第4週)
気温:6-8度晴れ 14:00~15:00
母集団N:94人
標本数(n):4人
今冬のシーズン末(セール明け)に入ってロングコートが拡大しています。
今回撮影した写真の24%がロングコート姿で、
そのうち17%が長めのスリットが開いたコートでした。
「軽量仕立てxロングスリット」のデザインは、
身体を動かした際に風に揺れ、より軽やかな印象を与えます。
2017年春のファッショントレンドは「女性らしさ」が全面に出てくるようで、
「ロングスリット」はコレクショントレンドの中の、ドレスやワンピースに
見られたディティールでもあります。
従って「スリットコート」の浮上は、2017年春の先取りデザインであると理解することが出来そうです。
アメリカの経営学者マイケル・E・ポーター氏によると、
競争優位の究極は「価格」か「差別化」のどちらかであると言います。
そして「価格優位性」は流行の 早期検出 + 投入のタイミング から生れると思います。
今回のテーマ(スリットコート)に当てはめると、
「ロングスリット」が”早期検出”に関して。
「2017年春の先取り」は”投入のタイミング”に関してであるとして、
スリットが適用されるアイテムは、コートの次は何であるか?を連想で考えてゆくと面白い。
コート以外で周辺データを集め仮説を強化してゆくと、
何らかの方向性が垣間見えて来るのではないでしょうか。