[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年5月22・23日(第20週)
気温:28・27度 晴れ・晴れ 14:30~15:30
母集団N: 151人
標本数(n):4人
SNS: 投稿20,432件
ヤングメンズのパンツシルエットはレディス同様、
ワイド・ビッグ化しています。
カラーはブラック、ポリエステル系の落ち感ある素材で、
リラックスモードと呼ばれるタイプのファッションスタイル拡大とリンクしています。
いっぽうで
”ビンテージ”も浮上しています。
既存のアメカジとは異なり、古着で構成されている点が新しい変化です。
例えば80年代のシルエットをウエストインで着こなすイメージ。
ビンテージの拡大と並行して、流行としてのチノパンツ姿をチラホラと見るようになりました。
シルエットにはまとまったトレンドは感じられません。混沌としています。
ひとつ言えるのは、チノパンにもビッグシルエットが流入しているということ。
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視座:
ところで、
毎年ミックススタイルが多様化(細分化)しているなと感じます。
ユーザーが多様化すると、レポートする内容も多様化してゆくのだと思います。
企業の提案した商品の購買結果(≒事実)を捉えたものであると考えるからです。
商品企画において「何が正しいのか?」に対する答えは
「すべて、正しい。しかし・・・」というアプローチになるんだろうと思います。
今後プロとして、何を以てテーマ設定を行い、商売の切り口とするのか、またその正しさを証明する手段は?
企業の提案するアメカジは不振を極めるなか、
一般のエンドユーザーはビンテージ(アメカジ)を楽しんでいます。
プロの囁きと定点観測で感じとる事との間に溝を感じます。
いったい何が問題なのか?
”共感バロメータ―”を商品開発の仕組みとして持っていること。
デザイン創造性をマーケティングリサーチで支えるという考え方ですが、多くの場合、現実の壁は高いようです。