チェック柄の行方【普及】
[レディス・メンズ]原宿トレンド 撮影日:2020年02月15日(第7週) 気温:16度 くもり 母数:110人 標本数(n):17人(女11人・男6人) 出現率:15.5%(女16.7%・男11.1%)
チェック柄トレンドは続いています。 2020-21年冬はコートに飛び火・拡大したシーズンでした。 またパンツにもトラッドなチェック柄使いが登場し、ローファーやドレッシーなレーズアップシューズを合わせた コーディネートが新鮮でした。
そして2020年春以降の方向性として現在を眺めてみると、 いくつかの方向性が示唆されているようです。
・60-70年代調のレトロな風味であること。 ・ビッグ(大柄)であること ・カラー化またはシック化(色の変化)
「レトロな風味」はトレンドテーマと、 「ビッグ(大柄)」はビッグシルエットや長い着丈のコートと相対しています。
また、 デザインの構造として、 「伝統的なチェック柄」に対して「奇抜なシルエット」「ディティール変化」という軸もあります。
「伝統的なチェック柄」とは、ブラウンベースのトラッドチェック全般。
「奇抜なシルエット」とは、ダブル前のジャケット、ショート&ボリューミーなコートなど。
「ディティール変化」とは、ベルテッドコートやベルテッドジャケット、異素材の切り替えなど。
今回の出現率だけを見ると、格子柄トレンドは普及のピークを越え、行き渡っている感がありますが、 スタイリングやコーディネートの差別化の点から将来を俯瞰すると、まだ進化の余白はありそうです。
寄稿:【アパレルウェブ】