2016年 まとめ
今年の締めとして、
私が個人に印象深かった出来事を3つのキーワードでまとめ、私見を交えてメモしておきます。 Memo:
1【データ駆動社会】
2【個客起点】
3【シェアリングエコノミー】
----------------------------------------------------- 1、【データ駆動社会(データドリブン)】のインパクト Iot、ビッグデータ、AIによる解析が加速する社会の下、
「全ての商品・サービスはデータ解析を経たうえでデザイナーに託される様になる」が課題意識です。 もしデザインにもデータ分析の手法を取り入れる必要に迫られたなら、その時は「プロダクトデザイナー」の定義が変わる、または新しいスキルセット(技能の組合わせ)を備えた新しい職業が生れるはずだと考えています。 「創造力が勝負」は絶対正しいと信じていますが、その前に越えなければならない壁があるとも思います。 それは”データ解析の技術や知識を理解することが先”であるという点。
「人間の創造力」が勝負となるのはデータ解析手法が普及した後のこと。 新

バックアクセント【拡大】
[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年12月16日(50週)
気温:9度晴れ 14:00~15:00
母集団N:84人
標本数(n):3人 背中に刺繍やプリントでアクセントを置くデザイントレンドが拡大しています。
アウターのバックプリント・バック刺繍に関しては、
スカジャン人気で一気にトレンドとして顕在化した感があります。
そして今シーズンからコートにまで広がっています。 このトレンドは2017年春夏以降も継続すると思います。 スカジャン・スタジャンを場外して、
バックアクセントのデザインを見ると以下の傾向が浮かび上がってきます。
種類:メッセージ、ブランドロゴ、転写プリント。
技術:プリント、アップリケ、刺繍ミックス
Body:黒地
アイテム:ブルゾン、コーチジャケット、ロングコート

ボア使いのアウター【拡大】
[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年12月16日(50週)
気温:9度晴れ 14:00~15:00
母集団N:84人
標本数(n):4人 ムートンボアと並んで拡大しているのがフェイクボア使いのアウターです。
バリエーションは豊富で、1.裏ボアのGジャン、2.上衿がボア切り替えになったボマージャケット、
3.裏ボアのコート、4.大き目のフードで内側だけボア使いのミリタリーコートなど。 ボア使いのデザイン・ディティールは大きく2つあって、
1番目が”ボンディング素材&軽量仕立て”で、ここが従来のデザインとは決定的に異なる点。
レディスコートのデザインを見ると顕著で分かり易いと思います。
2番目は”ボア切り替え”で前述したとおり。 着用者層を見ると既にマス・多数派にまで及んでいる様に見えます。
よって現在「絶対数は少ないが、普及の土壌はある」という見方ができると思います。

デザイン・コート【登場】2016.12.08
[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2016年11月29・30日(48週)
気温:16度晴れ・10度晴れ 14:00~15:00
母集団N:50人
標本数(n):13人 今シーズンのメンズのコートトレンドには、昨年とは異なる幾つかの新しい傾向が見て取れます。
今回はそれら変化のうち、「デザイン化(意匠化)」現象にフォーカスしてみました。
デザイン化(意匠化)の対象となるのは、ウール系のコートで昨年のチェスターブームを出発点とします。 ではいったい何が変化したのか?
3つの切り口から見て行きましょう。 1.【素材の変化】
2.【シルエットの変化】
3.【ディティールの変化】 1.【素材の変化】
リングヤーンやブークレなどの意匠糸(ファンシーヤーン)使いの生地が登場。
またアウトドア/スポーツ系の機能素材(例えばゴアテックス)使いの軽量素材、
ボアとナイロンのラミネートやサンドイッチ風仕立てが東女。 2.【シルエットの変化】
エクストリーム(極端)にボリュームのあるシルエット。マキシな長い着丈。
太った長方形シルエット