御礼 今年1年ご愛顧頂きありがとうございました。
こんにちは、リサーチ&デザイン東京の小山です。
2020年は皆様にとってどの様な1年だったでしょうか? 私がストリートリサーチを開始したのが1996年。約25年間の定点観測人生の中で初めて街からファッショントレンドが消えた年となりました。 定点観測は私にとってのライフスタイルでした。
観察によって時代の些細な変化をキャッチして頭の中を常に最新の状態に更新することで、仕事が成り立って来た様に思います。立ち止まった時に改めてそう感じます。
幸いにも冬のシーズンに入ってからようやく街にファッショントレンドが戻り始めました。始まりはいつもリーダー層からで、年齢は20代が中心のようです。
私達にとってファッションにお金を使ってくれる大切な人達です。
皆さんは今年どの位ファッションにお金を使いましたか?
私はあまり使えませんでした。
新しい服を買わないというのも、結構なストレスですね。 新事業に関して、
2020年は厳しい船出となりましたが、今年経験したことは未来の糧になると信じています。新年も挑戦し続けますので、変わらずご愛顧いただけますようお願い


ビッグシルエットのミリタリールック【拡大】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):7人 出現率:4.6% ミリタリールックがビッグシルエットになって復活しているようです。 今回取り上げるのはコートスタイル。 布の分量感あるモッズコートと、 体積を感じるキルティングコートに注目します。 画期的に新しというものではありませんが、 誰もが取り入れやすいアイテムだと思います。 歴史を振り返るとビッグウエーブになる可能性を秘めている・・という思いも込めてメモしておきます。 カラーコーディネートについて、 昨年からの流れが以下の様なブラウン系だとしたら、 「ブラウン~赤味ベージュ~ワインレッド(またはオレンジ)」 今年の新しい流れはグリーン系です。 「グリーン~黄味ベージュ~ピスタチオグリーン」 ミリタリールックは、 グリーン系の新しいカラーコーディネートに属しています。


スリムパンツxボリュームTops【登場】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):5人 出現率:3.3% 今回のレポートはシルエットコーディネートについて。 スリムパンツとボリュームTopsの組合せです。 これは90年代ファッションを時代背景とするシルエットトレンドとしてメモしておきます。 スタイルテーマは、 ロンドン パンクロック風、モッズファッション風が新鮮に映ります。 スタイルテーマに関しては、80年代を参照するのが正解。 おそらくこの点は、トレンドを歴史で把握しないと意味が分からない領域に突入すると思いますので、 「全体の時代背景は90年代・個別のスタイルテーマは80年代が適用される」という理解で良いと思います。 スリムパンツに関して追記すると、 90年代ファッションの流れと見ることもできますし、もう少し手前を参照すると 一昔流行ったレギンス、パギンスのトレンド進化に近いかもしれません。 またコーディネートのポイントとして、 シューズトレンドの変化にも触れておかねばなりませ


格子柄ジャケット【拡大】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):6人 出現率:4.0% 「マスキュリン」は21年春夏コレクションのトレンドテーマのひとつ。 パステルカラーx柔らかな合繊地使いのテーラードジャケットやセットアップスーツが複数のメゾンから提案されていました。 いっぽう原宿ストリートでは、 前シーズンは無地のテーラードジャケットがトレンドでした。 今シーズンは格子柄のテーラードジャケットがトレンドです。 色柄はメンズのトラディショナルタイプが中心でブラウン系がトレンド。 モノトーンタイプは90年代ファッションに紐づいています。 オーバーサイズ、ダブル前立て、肩パッド入りは両者に共通したデザイン。 インナーはニット、 ショルダーバッグを合わせている点も共通しています。


ミニスカート【拡大】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):16人 出現率:10.6% 不況の後はミニスカートが流行る、、、と昔から言われてきましが、 今回もそうなのかもしれません。 ヤングレディスで秋冬のミニスカートまたはショートパンツ姿を、150人中16人確認しました。 年齢層が限定的であるにも関わらず約1割りの出現率は「なかなかのもの」だと思います。 スタイリングの特徴は、 90年代中~後半の時代背景に似ていると思います。 一部ギャルファッションのリバイバル的な見え方もしています。 70年代シルエットがベースにあること。 ミニスカートと合わせて、ロングブーツが復活している点も見逃せませんね。 ブーティー 8 ロングブーツ 3 それ以外 5 ちなみに現在、「スカート丈は長く、ヒールは高い」という、 不景気の象徴?ともいえるファッションが数シーズン続いてきました。(笑)


格子柄ジャケット【拡大】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):6人 出現率:4.0% 「マスキュリン」は21年春夏コレクションのトレンドテーマのひとつ。 パステルカラーx柔らかな合繊地使いのテーラードジャケットやセットアップスーツが複数のメゾンから提案されていました。 いっぽう原宿ストリートでは、 前シーズンは無地のテーラードジャケットがトレンドでした。 今シーズンは格子柄のテーラードジャケットがトレンドです。 色柄はメンズのトラディショナルタイプが中心でブラウン系がトレンド。 モノトーンタイプは90年代ファッションに紐づいています。 オーバーサイズ、ダブル前立て、肩パッド入りは両者に共通したデザイン。 インナーはニット、 ショルダーバッグを合わせている点も共通しています。


合成皮革・フェイクレザー【登場】
[レディス]2020秋冬 原宿ファッショントレンド 撮影日:2020年11月月26日(第48週) 気温:17度 晴れ 母数:150人 標本数(n):7人 出現率:4.6% 素材トレンドとして、人工皮革・フェイクレザーに注目します。 素材特有の手触り感、ツヤ感がミソです。 当テーマの分析にライダーズジャケットを件数に含めるかどうか微妙な判断になりましたが、 今回は含めての出現率 4.6%です。 確認したアイテムは、ジャケット、ミニスカート。 メンズではフェイクレザーのパンツを確認しています。 スタイリングは、 70年代ファッションに寄せたコーディネートと、 90年代ファッションに寄せいたコーディネートの 2通りに分かれるようです。 前者は合皮のショートジャケットにロングスカートを合わせ、 後者は合皮のショートジャケットにミニスカートを合わせたイメージ。