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街で着るタイツ・スパッツに注目【登場】



ジョギングファッションでおなじみのスポーツタイツとショーパンの重ね履き。

今回はコロナ明けの9月頃から気になっていた、街で着るスポーツタイツおよび、スパッツコーディネートに注目してみます。



写真は神宮前・表参道エリアで撮影したものです。

光沢感のあるスポーツタイツ姿は西洋人で、脇に赤いラインが入ったのは男性です。また90年代のボディコンシャスルック(ボディコン)を彷彿させるスパッツ姿も複数名確認しました。






◆Googleで日米の検索需要・推移を調べてみました。


「スポーツタイツ」は、日米ともに5年間で減少傾向が続いています。

日本:2017年7月を指数100とした場合、2021年10-11月は60で、約40ポイントダウン。

米国:2019年12月を指数100とした場合、2021年10-11月は30で、約70ポイントダウン。



「スパッツ」は、直近のピークが2020年5月(日本)。

米国:2018年4月を指数100とした場合、2021年10月は60,11月はさらに減少しています。


日本:2020年5月を指数100とした場合、2021年10月は70,11月は80ポイント程度まで上昇傾向にあります。



「レギンス」に関して、2017年3月をピークに2021年10月時点で54ポイント下落(日本)。

いっぽう米国は、2020年11月が過去5年間のピークとなっており、2021年11月は全年比30ポイントの下落。


日本:2017年3月を指数100とした場合、2021年10月は46で,11月はさらに減少しています。


米国:2020年11月を指数100とした場合、2021年11月は70で、約30ポイントダウン。

国内の検索需要をもう少し深堀してみると、

「レギンス」の検索需要が減少しているいっぽうで「着圧レギンス」が上昇していました。

「ビッグワードから個別ワードに絞られた状態で検索される様になった」と解釈できそうです。

あらかじめ個別ワードをしっかり押さえておいてから、商品企画を行うのが効率的ですね。








◆ZOZOTOWNで新品市場の供給状況を調べてみると、

「レギンス」の対象商品数は16,595 件、うち「着圧レギンス」対象商品数は186 件でした。「ライザップ着圧レギンス」が上位にありますね。







◆メルカリで古着市場の需給状況を調べてみました。

フィルター条件は「いいね順」です。先日の「黒のミニスカート」の検索結果画面と比較すると、「レギンス」の検索結果画面は売れる気がしない・・・という印象でした。裏を返せば「可能性しかない」かもしれませんね。。。








◆まとめ

・定点観測で「タイツ・スパッツ姿」に注目した。

・オンラインリサーチ・日本市場・米国市場ともに「スポーツタイツ」「レギンス」全て減少傾向にあった。

・「スパッツ」に関して、日本では2021年11月は上昇傾向にある様だった。

・「レギンス」に関して、米国では2020年11月が過去5年間のピークとなっていた点に注目した。

・日本市場で「レギンス」を少し深堀りしてみると、「着圧レギンス」が上昇していた。

・ZOZOTOWN新品市場では、「着圧レギンス」の競争環境はゆるかった。

・メルカリ古着市場では、「レギンス」は未成熟で裏を返せば「可能性しかない」かもしれなかった。



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2021.11.13 記

出典:

渋谷電脳リサーチ(リサーチ&デザイン東京)










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