

デニムのセットアップ
[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月16・22日(第12週)
気温:14・15度 晴れ 14:00~15:00
母集団N:143人(女45・男98)
標本数(n):4人 素材トレンドとしての「デニム」は2016年の時点で広く行き渡り、 新鮮味は無くなった感があると思いますが、
1980年代の時代感覚を持ったカジュアルPOPなデニムスタイルがヤング層中心に支持を得ているようです。 昨今ではデニムアイテムのビッグシルエット化や装飾化などのデザイン変化が目に見えて分かるようになりました。 現時点の代表的なキーワードは「リメリク風」ディティールと「セットアップ風」の着こなし方。 前者の内訳は「ワインパンツ」「パッチワーク風」「裾スリット」「フリンジ」「カットワーク」「レースアップディティール」など多彩なラインナップが存在しています。 後者はあらかじめ企業側で設計されたセットアップでは無く、
ユーザーの好みでセットされた自由な組合せである点が新鮮ポイントです。 この日のデニムセットアップ出現率は2.7%でした。


スーツ・ルック【登場】
[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月16日(第9週)
気温:14度 曇り 14:00~15:00
母集団N:64人
標本数(n):3人 恐らく仕事着ではない、
ストリートファッションにおけるスーツルックに注目してみます。 スーツルック出現の背景は
「セットアップ」と「クラシックエレガンス」の流れからであると仮定します。
前者は昨年に続き17SSも継続しているアイテム・着こなしトレンドで、
後者は17AWのコレクショントレンドテーマです。 ”過去の実績と親の七光りを兼ね揃えてデビューしてきたすごい奴”。
そんなイメージでしょうか。 この日のスーツルック出現率は4.7%。 テイストは3つ。
1.「エリートギャング風」。ネクタイを締めて、ハット+サングラス+ヒゲで外しています。
スーツのシルエットは細身でパンツはクロップド丈。
2.「アバンギャルド」。インナーにデコンストラクトなシャツを合わせている所がミソ。
3.「モードミックス」。黑のワンカラーコーディネートで、ジャケットにデザインが施されています。


Men's-ブラックファッション【拡大】
[メンズ・レディス]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月1・3日(第9週)
気温:12・14度 曇り 14:00~15:00
母集団N:女84人・男107人(合計191人)
標本数(n):17人 男女比で見ると6:4で男の方が多くブラックファッションを確認しました。 全身を黒でコーディネートするファッションがは拡大傾向にあり、
今後ビッグウエイブと化す可能性が大きいと評価しています。 スタイルの参考資料は80年代後半から90年代前半頃のものになると考えているのですが、
今回印象に残ったシルエットトレンドは大きく2つで括れます。 1、「ビッグトップス」に「ビッグボトム」を合わせるエクストリームシルエット。
2、「ボリューム&ショート」のトップスに「スリムパンツ」を合わせる80sシルエット。 前者はデザイナーズコレクションを発信源とし、
後者はストリートが発信源であると仮定します。 この日の「ブラックファッション」出現率は8.9%。


原宿Ladies-ブラックファッション【拡大】
[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月1・3日(第9週)
気温:12・14度 曇り 14:00~15:00
母集団N:女84人・男107人(合計191人)
標本数(n):17人 全身を黒でコーディネートするファッションが拡大傾向にあります。
ブラックファッションは毎年のように出てくるテーマではありますが、
今回は定点観測の流れの中で拡大傾向を感じた点を大切にします。
この日の出現率は8.9%。 男女比で見ると4:6で男の方が多く見られました。 着用行動の裏側にあるものは
「ワンカラーコーディネート」トレンドであると思われます。 シルエットトレンドは大きく2つで捉えます。
1、「ビッグトップス」に「ビッグボトム」を合わせるエクストリームシルエット。
2、「ボリューム&ショート」のトップスに「スリムパンツ」を合わせる80sシルエット。 前者はデザイナーズコレクションを発信源とし、
後者はストリートが発信源であると仮定します。 私的にはブラックファッションはビッグウエイブと化す可能性が大きいと評価します。


ラインパンツ【拡大】
[メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月1・3日(第9週)
気温:12・14度 曇り 14:00~15:00
母集団N:107人
標本数(n):8人 脇にラインの入ったパンツが男女ともに拡大傾向にあります。 シルエットは「ワイド&脇ライン」が目新しく、細身の「テーパード&脇ライン」が今風。
古着系の「ストレート&脇ライン」は着用者を選ぶ(ダサく見えやすい)のでコーディネートに注意が必要です。
一部のマニア層では70年代風の着こなしで「フレアー&脇ライン」を確認しています。
が、現時点では商売的に現実的ではないと思います。 参考までにレディスでは「レギンス&脇ライン」が登場しており、
メンズにも「スリム&脇ライン」を確認しましたが、こちらも商売的に現実的では無いかもしれません。 素材使いは大きく2タイプあります。
1、「スポーツジャージータイプ」
2、「スラックスタイプ」
前者は”オールドスクール”テーマから来るものと解釈し、
後者は”50s(ロカビリー)”テーマから来るものと解釈します。 現在の出現率は7.5


オレンジ色のアイテム【登場】
[レディス・メンズ]東京・トレンドチェック
期間:2017年3月1・3日(第9週)
気温:12・14度 曇り 14:00~15:00
母集団N:女84人・男107人(合計191人)
標本数(n):8人 春のカラートレンド 「オレンジ」に注目します。
この色は2月に入っての「登場」であります。
不覚にもオレンジの登場は私の予想外の現象でありました。 さて一口にオレンジと言っても男女間で差がありまして、
大雑把に分けるとレディスは「山吹色」、メンズは「朱色」のイメージです。 冬最終のアウターと、春のカットソーでこの色を確認しています。 オレンジの出現率は男女平均すると4.2%。
(女4.8%・男3.7%) そしてオレンジの出所は流行色協会の提案する「エスニック」のカラーパレットに合致していて、2017年秋冬に再登場する可能性があります。
コーディネートカラーはブラウン。
ブラウンもまた、2016年AWの最終カラートレンドであります。